カジュアル盆景の誕生にはいくつかの偶然が重なり合ってます。
まずは、私の経歴。
27歳で起業してそれなりに成果は上がったのですが、お金が有ると良い事も勿論有るのですが、嫌な事や悲しい事の方が増えました。
詳しい話はそのうちブログで書きますが、結局鬱(うつ)病になってしまいました。
そして会社を整理して預金を切り崩しての隠遁生活。
何とか社会復帰しようと思い、自分の好きな庭や緑に関わる仕事に就きました。
そこでは庭師としての知識や技術、また芝の専門的な技能、建設重機の資格と技術、そして一番の転機となった屋上緑化の基盤材の卸や施工もさせて頂く事が出来ました。
施工業者さんなどへの法人営業をするためには、まずは知識が無いと始まりません。
独自で勉強と検証・研究を重ね、資料も作り、その過程で植物の環境適応力と土と水と空気の重要性や相関関係などに独自の解釈と仮説などを立て、比較検証実験なども重ねました。
その結果を基に派生商品の提案や、販促商品の創造をしました。
屋上緑化は建物への荷重の問題から、用土は軽くしなければいけません。
土は少ないし屋上で日照が良いため、干上がるのがとても早く、保水と防水を傷めないとの観点から、水の抜けないABSコンテナを採用し、土壌基材は保水力があり、蒸れ難く腐り難いものを利用していました(特許取得済み)。
で、その基盤材をPRするためにビッグサイトなどに出展していたのですが、会社が小さいためにパンフなども私の自作で、ブースの装飾も個人出展のようなレベル。
そこで生まれたのが、趣味(庭園巡りや盆栽鑑賞)+技能(造園技術やデザイン)+特殊緑化の知識や技能+PR手段の模索+発想とアイデアを少々=【カジュアル盆景】の原型だったんです。
要するに、水が抜けなくても問題無い基盤土壌の説明をする代わりに、「これで実際に体験してください」という事で水の抜けない盆栽や鉢植を持っていったんです。
そして好評と成果に自信を深めて、屋上緑化だけじゃなく緑のカーテンの学校や幼稚園への設置、庭園のような景色を楽しめる盆景を作り、そこで苔に悩まされて独学・検証・実験生活の始まり。
そして器も、折角水が抜けないのだから、その特性を生かして遊び心のあるものに。
当初はガラスの器を使ったのですが、ガラスの内面が緑になるので(冷汗)、光を透過しないもの主体へ。
そんな常識破りの異端な事をしてたのもあり、古くからの職人さんたちに疎まれて再度鬱に。。。
そして実家に戻って本格的に通院治療を続ける過程で、何かやらなきゃと思い、【カジュアル盆景】を造って両親の知人にプレゼントしたところ、大好評。
それを見た方からの依頼などもあり、今日に至ってます。
盆栽などの器は、どうしても和風でシンプルなものが中心。
形も円形や四角形のものが中心ですよね。
それらは趣深く、味わい深い素晴らしい器ばかり。
でも高価だったり、堅いイメージが・・・
「星型やハート型の景色盆栽があっても楽しいのでは?」
そんな発想から《手軽な価格》で《スタイリッシュ》な器
を探すようになりました。
■ 水やりを楽に
一般的な盆栽は夏1日2回・春秋1日1回・冬場2〜3日
に1回って説明書に書いてます。(表面が乾いたらとも)
でも、鉢の大きさ・深さ・土の状態・根の張り詰め具合・
風当たり・気温や湿度・日当たりの状態・鉢が素焼きのよ
うに通気性が高いものか釉薬を使っているものか等など、
結局は植物の状態に応じて判断しなくてはなりません。
旅行の時は下皿に水を溜めてと言いますが「水の量は?」
「どの程度の期間なら大丈夫?」そんな疑問から、そもそも
水やりと根と植物の関係は何なのかを調べるに至りました。
説明すると非常に長くなるので、詳しくはウェブで、、あ、
いや、ブログで近々書きますが、「用土を工夫することによ
ってある程度は解決出来るのでは?」との発想に至ります。
「土中の空気の状態を良くするためには?」
「土中の水分の状態を良好に保つためには?」
「保肥力・保水性を保つには?」
等など考えて数十種類の特徴ある用土候補を入手してブレ
ンドしては検証実験する日々・・・
そこで独自に得られた知識により【カジュアル盆景】の機
能的特長である《根と水と空気に優しい用土》《排水の無
い器》への道筋が見えました。
■ 室内でいつも身近に眺めて癒されたい
盆栽を気に入って買ったはいいけど、「日当りの良い屋外
で」って注意書きに後で気付いた方もいらっしゃるかと思
います。(←私です)
「折角のお気に入りの盆栽が、身近に眺めれない。。。」
ベランダに置いてたら、目に留まらないものだから水やり
もついつい忘れがちに・・・
そんな経緯で【カジュアル盆景】は《室内》で《身近に楽
しめる》を目指しました。
それは日照問題との闘いのスタートでもありました・・・
■ 適応力・耐性のある堅強な植物の選定
水の管理を用土である程度補っても、室内では日照の問題
もあり、どんな植物でもというわけには行きません。
そこで今度は植物の適応力・耐性の検証実験。
基準はカジュアル盆景の環境に於ける堅強さと、日本庭園
風な《和モダン》の演出を担える素材。
■ 安価で手軽に
盆栽の器を探していたら、どれも高価な事に絶望。。。
でも《食器》なら数も種類も豊富で、業者間の競争も激し
いので値段も安い♪
最大の問題である「排水の穴が無い」という問題も、カジ
ュアル盆景のシステムならば好都合ですし。
水が抜けないことで、置き場所に自由が利くようにもなり
ました。(壁掛けとかも可能に)
植物も幹の太い枝振りの立派な高級品ではなく(枯らすのも
怖いですし。。)、安価な割りに見栄えが良いものを選択す
ることにしました。
日当りや水の面で制約があるので、堅強な植物とは言って
も徒長などの問題がどうしても起きる事があります。
このような経緯も相まって、【カジュアル盆景】では《苔》
《石》《砂利》《下草》などを添える事によって、植物単
体の樹形の魅力よりも、全体の和庭園風な雰囲気の演出に
重きを置いています。
■ 補修・模様替え・下取り・リース
「盆栽枯らしちゃったけど、残った高価そうな鉢や下草は
どうすれば?」
これも私の体験からなんですが、植物ですから、やはり枯
らしてしまったり、状態が悪くなってしまったりする事が
ありますよね。。。
でも【カジュアル盆景】なら、気軽に《補修》を致します。
素材は元々安価なものばかり使用しているので《格安》!
飽きたので《模様替え》をしたいという方もお気軽に♪
また、盆栽を枯らしてしまって、使っていない鉢ばかりが
増えて行くって方もいらっしゃるはず。(←昔の私。。。)
【カジュアル盆景】では枯れずに残った植物や器・石なども
下取り致します。
そのほか、コーヒー代ほどの《激安価格のリース》も現在
検討中です。
リースなら管理に自信のない方でも安心ですからね。
■ 用土のリサイクルは致しません
鉢植えなどを買ってすぐに鉢から出して根を見たことあり
ますか?
土質の悪さや根が張詰めてしまった状態に、何度溜息をつ
いたことか・・・
根が張詰めてしまっていては、水遣りしても水は土中に入
らず、土も硬化し、呼吸も出来なくなってしまいます。
「底から水が抜けるぐらいたっぷりと水をあげて」なんて
言われても、そんな状態では底から抜けずに鉢の上から溢
れてしまって、下の方には水が届かなくて枯れてしまうこ
とも多いと思います。
ビニールポットの土ごと鉢に植え替えてしまえば、用土代
も根切り・根洗いなどの手間も省けて低コストなのかもし
れません。
でも、それでは長くは楽しめないでしょう・・・
畑の地植えの環境と違って、植物を地から揚げた段階で、
植物や土には様々な負担が掛かります。
それらを解決する手段の一つが《根のケア》や《植物を助
ける用土への変更》です。
素人ならば根のケアや用土の入れ替えなどの植替えの知識
や手間(時間)が無い人も多いはず。
興味はあるのにそこで挫折してしまう方も多いはず。
安価とは言っても【カジュアル盆景】は
「沢山の人に気軽に和の癒しを楽しんで頂きたい」
というのが最も大切な理念なので、根の処理や用土に関し
て手抜きしません!(技術不足はお許しを。。。)



















